本記事は低温調理器の最新機種「BONIQ(ボニーク) 2.0」のレビュー記事をお届けします。

大人気の低温調理器「BONIQ」。今年2月に発売した最新機種2.0は発売直後に売り切れ、以後予約待ち状態です。
2021年6月現在、7月下旬入荷分の予約申し込み受付中です。
ボニークの低温調理機能は、鶏むね肉を柔らかく調理できると評判。料理好きの主婦のみならず、ボディメイクされてる方にも大人気です。

実は今回…ブロガーのコネを駆使して、「BONIQ2.0」を特別にお借りすることができました。
当ブログでは初心者目線でBINIQ2.0を徹底レビューします。
- 機能・特徴
- レビュー(鶏むね肉を低温調理)
- 商品情報
当記事を読むことで、ボニークの使い方、使った感想、他モデル(Pro)との違いを知ることができます。
BONIQに興味をお持ちのあなた必見です。
【BONIQ2.0レビュー】機能・特徴
- BONIQができること
- 低温調理のメリット
- 充実したレシピサイト
今回レビューする「BONIQ2.0」は2021年2月発売の最新機種です。
まずはボニーク初心者向けに商品の基本機能・特徴を説明します。

【ボニークの機能・特徴】BONIQができること
低温調理と聞くと大袈裟なイメージだけど、ボニークができることは主に2つです。
- 加熱温度の設定
- 加熱時間の設定
仕組みは簡単。ボニークが鍋のお水を温めて、湯煎しながら食材に火を通します。その際、火加減(=温度)を一定にコントロールし、長時間じっくり加熱します。

これを低温調理器なしで実現しようとすると難しい。鍋のお水を温度計で計りながら火加減調整…素人には絶対無理ですね。

【ボニークの機能・特徴】低温調理のメリット
以下の表をご覧ください。
加熱温度 | 食材の変化 |
---|---|
50℃~ | 熱変性がはじまる |
60℃ | タンパク質が収縮 |
64℃~ | コラーゲン収縮 |
68℃~70℃ | 繊維変性(保水性を失う) |
お肉や魚のタンパク質は高温で熱するほど硬く、水分を失いパサパサになります。
肉は68℃以下、生魚は45℃以下の加熱が理想的といわれています。

ボニークの低温調理機能は、肉、魚、それぞれの食材に合わせたベストな温度調整が可能です。
タンパク質が硬くならない温度で調理することで、柔らかくてジューシーな食感を実現します。

【ボニークの機能・特徴】レシピサイトが充実
低温調理は調理時間が基本的に長いです。1時間以上は普通のため、長時間かけて失敗したら精神的ダメージが大きいです。

ボニークの公式サイトは豊富なレシピを公開しています。
またYouTubeチャンネルも開設しており、動画で調理工程を詳しく紹介しています。
料理にとってレシピは命。同じ方法で作れば100%成功します。
低温調理器の類似商品はいくつかあるけど、ここまでレシピに特化したメーカーは少ないです。
ボニークを使った公式レシピの存在は、ライバル商品にない強みですね。

【BONIQ2.0】レビュー(鶏むね肉を低温調理)
ボニークのマニュアル学習はほどほどに。ここからは実際に作って使用感をレビューします。
- 材料・レシピ
- 鶏むね肉の下準備
- 調理開始
- ひたすら待機
- 加熱後は急速冷蔵
- 実食リポート
- ボニーク2.0総評
それぞれ順にご覧ください。
【鶏むね肉の低温調理】材料・レシピ
本日は鶏むね肉の塩麴漬けを作ってみたいと思います。BONIQのレシピサイトをみて直感で決めました。
まずは材料です。
材料 | 分量 |
---|---|
鶏むね肉 | 300g |
塩麴 | 大さじ1杯と小さじ1杯 |
オリーブオイル | 大さじ2杯 |
次に調理手順です。
- 鶏むね肉の皮をはぎ、1.5cmほどの厚みになるよう切り込みを入れて開く
- 鶏むね肉の表、裏をフォークでグサグサ差して穴をあける
- 材料をジップロックに入れ揉みこみ、冷蔵庫で半日放置
- ボニークを使って温度60℃で1時間10分加熱する
- 加熱後は氷水で冷やし、冷蔵保存する。

【鶏むね肉の低温調理】鶏むね肉の下準備
前提として食品衛生上、食材への細菌付着を防ぐため、調理はゴム手袋をはめて行います。
まずは鶏むね肉の皮をはぎます。

次に熱のとおりをよくするために鶏むね肉に切り込みを入れて開きます。(観音開きのイメージ)

次に鶏むね肉の表面、裏面をフォークでグサグサ刺して穴を開けます。これは加熱後、お肉が硬くならない工夫です。
後はジップロックにすべての材料を入れていきます。
調味料は塩麹(大さじ1杯と小さじ1杯)、オリーブオイル(大さじ2杯)です。
鶏むね肉に味をなじませるため、ジップロックごとお肉を揉みこみます。
最後にお肉をなじませるため、冷蔵庫に半日ほど保管します。

【鶏むね肉の低温調理】調理開始
まずはボニークのセッティングから。ボニークのフックを鍋に取付け、お水をたっぷり入れます。

今回はニトリで購入した鍋を使用。ボニークのフックが取り付けやすい寸胴鍋にしました。

今回お水は3.5ℓほど使用しました。
水位の目安はボニーク本体の空気穴で判断可能です。下記写真の指の範囲が水位の目安となります。

ボニークの設定にて温度60℃、加熱時間を1時間10分に設定してスタートボタン(右下赤ボタン)を押下します。

スタートボタン押下後、ボニークが鍋のお水を60℃まで温めます。上昇中の温度は液晶パネルで確認可能、設定温度に到達するとアラーム音で教えてくれます。

お水を温める時間を短縮したいなら、温かい水でボニーク調理を開始しましょう。

ここでワンポイント。
食材はできるだけ真空状態にして鍋に入れてください。
ジップロック内を真空状態にすることでムラなく火が通り、また浸透圧で調味料が食材に染み込みやすくなります。

【鶏むね肉の低温調理】ひたすら待機
ここからは1時間10分待機です。僕の場合は、待ち時間に夕食の準備をしました。

30分後経過後(残り40分)、鶏むね肉の状態を撮影してみました。
色がいい感じに変わっており、熱が入ってるのを視認できます。

【鶏むね肉の低温調理】加熱後は急速冷蔵
ボウルに氷水を用意して一気に冷やします。
冷やす理由は、細菌の増殖や、余熱で火が入りすぎるのを防ぐためです。特に数日保存して食べる場合は冷やしましょう。

【鶏むね肉の低温調理】実食リポート
ジップロックから取り出した画像がこちらです。表面を見た感じでは熱が通ってますね。
包丁で切り分けてみました。トマトで可愛く盛り付けもどうぞ。(笑)
断面がこちらです。ちゃんと熱が通っています。ちょっと感動。
実際に夕食で食べてみました。

低温調理と塩麴の効果でお肉が想像の2倍柔らかいです。大げさにいうと高級ステーキの柔らかさに近いかも。
食感はみずみずしい。噛んだ瞬間にしっとりして、パサパサ感はありません。
味付けは塩麴とオリーブオイルのみ。塩麴の風味はチーズのようなクセがあり、ワインに合いますね。

【鶏むね肉の低温調理】ボニーク2.0総評|良い点・悪い点
加熱温度でここまで食感、味が変わるのに驚きです。いろんな食材をボニークで調理してみたいですね。
食料・調味料・温度・時間…組み合わせは無限大。なんか理科の実験みたい。(笑)

レシピによっては包丁なしで作れる。お水で温めるだけだから洗い物も少なく、本当に超簡単です。
子供も作れる手軽さは、料理のハードルを下げてくれます。普段料理しない人にも試してほしいですね。

ボニークというより、低温調理全般の話だけど、調理時間が長い。
レシピを見ると1時間以上があたりまえ。すぐに食べれないからフットワークが重い。

次も低温調理の話。
食材の衛生上、素手の調理が危険です。細菌によりお腹を壊すリスクがあるため、手袋の利用が必要です。

最後はボニークの話。
説明書を見るとメンテナンスが週1回(内部お掃除)、月1回(クエン酸による水垢掃除)必要とあります。

どれもデメリットというほど致命的な話ではありません。ただ単に僕が横着なだけです。(バカヤロー)
ボニークで作る料理のおいしさは抜群です。メリットが大きいので安心して買って良いものだと思います。

【BONIQ2.0レビュー】商品情報
ここまで読んでBONIQ2.0が気になった方向けに詳しい商品情報をお届けします。
- 基本情報
- 購入場所
- Proモデルとの違い
- 保証・メンテナンス
それぞれご覧ください。
【BONIQ2.0商品情報】基本情報
商品名 | BONIQ 2.0 |
カラー | ヘイズブラック、ミスティホワイト |
価格 | 税込22,000円 |
製品サイズ | 高さ31cm / 幅5cm / 奥行き10cm(ホルダー含む) |
製品重量 | 1kg |
wi-fi接続 | 2.4GHz |
電源コード | 1.5m |
製造国 | 中国 |

主な機能・特徴は以下のとおりです。
- 5~15ℓの水量に対応
- 温度設定は5℃~95℃
- 時間設定は1分~99時間59分
- IPX7の防水仕様(本体水洗いOK)
- 電気代は1時間あたり5~8円

【BONIQ2.0商品情報】購入方法
この記事を書いてる2021年5月現在、BONIQ2.0は公式オンラインストアのみ取り扱い中です。
2.0は発売以来、大人気のため予約しないと買えません。

ボニーク2.0の購入は、公式サイトでの予約購入が一番確実です。
【BONIQ2.0商品情報】Proモデルとの違い
旧モデルを含めた発売商品は以下のとおり。
- BONIQ(旧モデル)
- BONIQ 2.0
- BONIQ Pro
BONIQ(旧モデル)
BONIQ2.0
BONIQ Pro
現在公式サイトで販売中のボニークは2.0とProの2種類。旧モデルはAmazon、楽天、Yahooなどの一部店舗で在庫分が販売されています。
用途としては2.0が家庭用、Proが飲食店などの業務用。それぞれ異なる点を比較表にしてみました。
- 定格電力 最大1000W
- 本体素材 プラスチック
- 対応水量 5~15ℓ
- 販売価格 22,000円
- 定格電力 最大1200W
- 本体素材 アルミニウム
- 対応水量 5~15ℓ
- 販売価格 32,780円
Proの方がハイパワーで大容量の調理が可能。一般家庭では不要と考えます。価格差を考えると2.0がベストバイでしょう。

2.0と比較した場合、価格はほぼ同じ(旧モデル価格21,780円)なのに機能性が劣ります。
旧モデルは定格電力が最大800w、防水性なし、本体サイズ・重量が2.0より大きいです。

【BONIQ2.0商品情報】保証・メンテナンス
保守期間は1年です。
またボニーク本体のメンテナンスは以下のとおりです。
週1回 | 内部掃除 | ボトムカバーを外して、内部を細いブラシで掃除。ブラシは別途購入必要 |
月1回 | クエン酸洗浄 | クエン酸(小さじ1杯)入りの水を60℃で1時間加熱して内部の水垢を洗浄 |
本体下部のフタを外すと内部構造が見えます。
この中を細いブラシで掃除する必要があります。

まとめ 欲しい方は今すぐ予約を
最後にBONIQ2.0のレビューについてまとめておきます。
- 温度と時間だけ設定すればOKの簡単調理器具
- 低温調理でタンパク質が柔らかジューシな仕上がりに
- BONIQ2.0の購入は公式サイトから(現在予約受付中)
ボニークを使えば誰でもプロの味を再現できます。
価格は約2万円と高いけど、豊富なレシピで応用がきくから費用対効果がとても高いです。
ボニークを使った料理が食卓にあると、200円の鶏むね肉も高級レストランの前菜に見えてきますよ。
ぜひお試しあれ。

【補足】低温調理は衛生面の注意を忘れずに
調理・保存時に細菌が増殖しやすい温度帯は「5℃~55℃」です。
もしも食材、まな板、包丁、ご自身の手に細菌が存在していた場合、低温調理が細菌の増殖を加速させる可能性があります。

衛生面で注意すべき内容を以下にまとめました。
- 食材は新鮮なものを
- 食材を素手でさわらない
- 清潔な調理器具を使用
- 低温調理後は冷蔵保存
お腹を壊さないようにご注意ください。

コメント
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