最近何かと話題の低温調理器。鶏むね肉をやわらかく調理できると評判です。

当記事では実際に買わないと気付かない大事な話をお届けします。
- アイラップ・TESCOM・BONIQで鶏むね肉調理の比較検証
- 鶏むね肉調理の材料・レシピ
- 比較レビュー
この記事では3種類の方法で鶏むね肉を調理し、「味・やわらかさ」を徹底検証しました。
特に低温調理器「BONIQ(ボニーク)」と「TESCOMコンベクションオーブン」の比較は面白い結果に…。
この記事を読めば、究極にやわらかい鶏むね肉の調理方法を知ることができます。
ぜひご覧ください。
【鶏むね肉やわらか対決】比較対象|アイラップ・TESCOM・BONIQ
- アイラップ
- TESCOMコンベクションオーブン
- BONIQ(ボニーク)
まずは、今回比較検証する3種類の調理方法について紹介します。
【調理器具】アイラップ
アイラップは耐熱性を持ったポリ袋です。
食材をアイラップに入れて湯煎し、余熱調理することで鶏むね肉をやわらかく調理できます。

【調理器具】TESCOMコンベクションオーブン
コンベクションオーブンとは、対流ファンによって熱風を食材にあて焼き上げるオーブンです。
今回検証するTESCOMのコンベクションオーブンは1台6役可能な万能調理家電です。
- トースター
- オーブン
- ノンフライヤー
- 発酵食品メーカー
- フードドライヤー
- 低温調理器
TESCOMはアメトークの家電芸人でも紹介された人気商品。低温調理で焼き芋を甘く調理できると評判です。

【調理器具】BONIQ
BONIQ(ボニーク)の特徴は、水を加熱して一定の温度(例 60℃で1時間半)に保ち、食材を加熱調理します。
BONIQはレシピ数が豊富です。公式サイトがレシピサイトを運営しており、真似するだけでおいしい料理が作れます。


【鶏むね肉やわらか対決】材料・味付け
- 鶏むね肉(1枚300g程度)
- 白ネギの青い部分(1本)
- しょうがの皮(1片分)
- ゴマ油(大さじ1)
- 塩(2.5g)
今回、低温調理器「BONIQ」のレシピ「史上最強に柔らかい蒸し鶏」を使用します。

【鶏むね肉やわらか対決】レシピ(加熱温度・加熱時間)
低温調理器「BONIQ」のレシピ「史上最強に柔らかい蒸し鶏」の作り方を紹介します。

- 鶏むね肉の皮をはぎ、余分な脂を切り落とす
- 鶏むね肉の両面にフォークで穴をあける
- ジップロックに鶏むね肉、ねぎ(青い部分)1本、しょうがの皮1片、ゴマ油大さじ1を入れる
- ジップロックの空気を抜き真空状態にする
※アイラップ調理の場合は、ジップロックをアイラップに置き換えてください。

アイラップ |
|
TESCOMコンベクションオーブン | 60℃で1時間30分加熱 |
BONIQ | 60℃で1時間30分加熱 |
アイラップは加熱温度、加熱時間を設定できないため沸騰したお湯が冷める余熱で調理します。

- ジップロックに塩2.5gを入れて30分間置いておく
- すぐに食べない場合は氷水で冷やして冷蔵保存
※アイラップ調理の場合は、ジップロックをアイラップに置き換えてください。

【鶏むね肉やわらか対決】比較項目
今回比較検証における判断基準は以下のとおりです。
- 調理工程の手間
- 味・やわらかさ
手間なく簡単に調理できて、おいしい(やわらかい)が優勝です。

【鶏むね肉やわらか対決】調理工程比較レビュー|アイラップ・TESCOM・BONIQ
- 下準備
- アイラップ
- TESCOMコンベクションオーブン
- BONIQ(ボニーク)
それぞれご覧ください
【調理比較】下準備
材料は前述のとおりです。
今回使用する鶏むね肉は、スーパーでグラム48円で購入しました。とても安いですね。
調理時はビニール手袋を使います。
低温調理は細菌が繁殖しやすい温度帯になります。素手で食材を直接扱うのは避けるべきです。

鶏むね肉の皮をはぎ、白い脂肪分を包丁でそぎ落とします。
次に鶏むね肉の表・裏の両面にフォークで穴を開けます。熱による縮み、火のとおりをよくするためです。
ジップロック(またはアイラップ)に鶏むね肉、ねぎ(青い部分)、しょうがの皮、ゴマ油を入れ、軽く混ぜます。
最後に袋内の空気を抜き、真空状態として準備完了です。

【調理比較】アイラップ
まずはアイラップの調理工程です。
鍋にたっぷりのお湯を沸かします。お湯の量は鶏むね肉全体がつかる量としてください。
沸騰したらアイラップに包んだ鶏むね肉を入れます。
少し温度が下がるので再沸騰するまで待ちます。
沸騰後は火を止め、冷めるまでの余熱で加熱調理します。

1時間半経過した写真がコチラです。

味付けのため、アイラップの中にお塩を入れて30分ほど置いて、なじませます。
最後に包丁で切ってお皿に盛りつけて完成です。

調理の簡単さ | ★★☆ |
コメント | お湯を沸かして食材を入れるだけ。湧くまで待つ必要があるけど、簡単に作れます。 |
【調理比較】TESCOMコンベクションオーブン
次にTESCOMコンベクションオーブンの調理工程です。
オーブンの中に鶏むね肉をセットします。
温度は60℃、時間を1時間30分に設定して低温調理をスタートします。

1時間30分経過した後の写真がコチラです。

このままでは食べれないので、もう30分加熱時間を延長しました。

最終的に合計2時間30分加熱した写真がコチラです。

最後に包丁で切ってお皿に盛りつけて完成です。

調理の簡単さ | ★☆☆ |
コメント | すぐに調理開始できる点は便利だが、加熱ムラにより調理時間が伸びる点は不便。ベストな調理時間のレシピが必要。 |
【調理比較】BONIQ(ボニーク)
BONIQ(ボニーク)の調理工程です。
ボニークで低温調理する場合は、お水を先に温める必要があります。
まずは鍋にたっぷりのお水を入れてボニークを取付けます。それからレシピの加熱温度、加熱時間を設定します。
温度を60℃に設定
時間を1時間30分に設定
この時点では食材を鍋に入れません。ボニークが鍋のお水を温めるまで待つ必要があります。

水温が設定値60℃になったことを確認して、鍋に鶏むね肉を入れます。

1時間30分加熱した後の写真がコチラです。
全体が均一に加熱されています。見た目もプルっとしてきれいな表面です。

味付けのため、ジップロックにお塩を入れて30分ほど放置します。
今回、TESCOMの調理時間が1時間以上オーバーしたため、先に仕上がったBONIQの鶏むね肉を氷水で冷やして冷蔵保存します。

最後に包丁で鶏むね肉を切って、お皿に盛りつけて完成。見た目ツヤツヤの完璧な仕上がりですね。待ち時間に工夫が必要ですね。

調理の簡単さ | ★★☆ |
コメント | 一度お湯を設定温度まで温める時間が暇。それ以降はBONIQが自動で調理してくれるので楽できる |
【鶏むね肉やわらか対決】実食比較レビュー|アイラップ・TESCOM・BONIQ
実際に調理した鶏むね肉を食べ比べた結果をご覧ください。
まずはアイラップからです。
味・やわらかさ | ★☆☆ |
コメント | お肉の表面が硬め。内部はやわらかい。表面が硬いせいか少しパサパサ感がある。味は十分おいしいレベル。 |
次にTESCOMのコンベクションオーブンです。
味・やわらかさ | ★★☆ |
コメント | 全体的にやわらかくておいしい。残念なのは見た目。加熱ムラの影響で色見が悪い、お肉表面がボロボロ崩れている点も残念。 |
最後にBONIQです。
味・やわらかさ | ★★★ |
コメント | 一番やわらかい。さらにお肉がみずみずしくてジューシ。見ためも味も最高。今まで食べたことがないレベルに感動です。 |
お肉の断面を並べて写真にとってみました。
上:BONIQ
中:TESCOMコンベクションオーブン
下:アイラップ
見て分かるとおり、BONIQで仕上げた鶏むね肉が一番みずみずしく見えます。
TESCOMで仕上げた鶏むね肉は表面の色見が少し悪いものの、断面はしっとり。BONIQよりは劣るけど、十分みずみずしいです。
最後にアイラップ。お肉の断面が筋ばって硬めな印象。水分量も少なめに見えます。

結論!鶏むね肉を一番やわらかく食べる方法
調理工程はどれも一長一短。基本は長時間放置するから、空き時間を有効活用する工夫が必要ですね。
味・やわらかさはBONIQがダントツ。タンパク質がこんなに美味しいとは…今まで損してましたね。
みなさんもぜひお試しください。感動しますよ!

コメント
[…] 一番やわらかいのは?鶏むね肉の低温調理比較|BONIQ・TESCOM・アイラップ 最近何かと話題の低温調理器。鶏むね肉をやわらかく調理できると評判です。 けんくん 実は、機種により全然 […]
[…] 一番やわらかいのは?鶏むね肉の低温調理比較|BONIQ・TESCOM・アイラップ 最近何かと話題の低温調理器。鶏むね肉をやわらかく調理できると評判です。 けんくん 実は、機種により全然 […]