こんにちわ。盛岡在住ブロガーのけんくん(@kenkun_blog)です。
千葉県民のみなさん、台風の大雨の影響で停電が続いてるようですが大丈夫でしょうか?
さぞ辛い日々をお過ごしかと思います。
現代社会において電気は無くてはならない生活の必需品です。
私は3.11のに東日本大震災で盛岡にて被災経験をしました。
盛岡は内陸のため沿岸地域ほどの被害はなく、比較的影響は少ない方でした。
それでも地震後に3~4日ほどの停電状態が続き、ライフライン復旧に数日を要しました。
本日は被災時の経験をもとに「災害時にあると便利なもの」を紹介します。
停電に苦しむ千葉県民の方々にかつての自分が重なったので、この記事を書きます。
ぜひご覧ください。
すべての日本人のために(防災意識向上に役立てば幸い)
被災体験(盛岡市)

岩手県盛岡市は山に囲まれた内陸にあるため、地震による被害は比較的小さい方だったと思います。
沿岸地域の津波被害と比較すれば、死傷者の数も少なく、幸いでした。
私が直接的に受けた被害は、
- 停電(3~4日)
のみです。
水道が無事だったのは、不幸中の幸いでした。
飲み水には困りませんでした。

間接的な被害として物流ストップにより食糧、ガソリン不足が1ヵ月以上続きました。こちらの方が大変だったと記憶しています。
東北の3月はまだ寒く、被災当時も雪がちらついていました。
停電は冬の生活に影響し、さまざまな不便がたくさん発生しました。
一歩間違えれば命の危険もあったので、当日状況を共有したいと思います。
停電により困ったこと

被災直後に困ったことは、
- 停電により信号がすべて停止して交通渋滞発生。
- テレビ・インターネットが使えず情報収集できない。
- 夜の照明がつかないため不便。
- 電気を使用する家電(暖房器具など)が使えない。
地震で日常生活が一変しました。
それまであたり前だったものが使えなくなり、不便と不安を感じました。

水道が無事なのは不幸中の幸いでした。
飲み水、トイレ、洗いものなど・・・これらが使えないとさらに大変なことになってました。
停電時に役に立った道具

スマートフォン
停電で一番困ったのは情報収集手段が限られることです。
自宅のテレビ・インターネットが使えないので、 沿岸の津波被害も最初知りませんでした。
主な情報源はスマートフォン、車のカーナビのテレビのみです。
それらも電源が限られてるため、無駄遣いはできません。
スマートフォンでのTwitterがとても役に立ったと記憶しています
各地の被災状況の確認はもちろん、食料品・ガソリンの入手先をtwitterのつぶやきで知ることができました。
また被災で不安な気持ちも、ネットで誰かとつながることで安心感が得られました。

スマートフォンのバッテリーは重要です。携帯用バッテリーを被災後に即購入しました。
反射式ストーブ
東北地方ではおなじみの電気を使わずに灯油のみで稼働するストーブです。
電気式の石油ファンヒーターは電気がないと使えません。
電気式と比較すると、反射式は部屋が暖かくなるまでのスピードが遅いため、普段はあまり使いません。
父がたまたま1台持っていたので重宝しました。
冬季は防寒対策も重要と感じました。

千葉で停電中のみなさんは夏の暑さ対策に困っています。
日本は四季があるので気温への対応は重要です。
寝袋
アウトドア用に購入していた寝袋(キャンプ道具)が防寒対策に役立ちました。
東北の冬は寒さが厳しいです。
家の中にいても寒いため、寝袋にくるまって暖を取っていました。
就寝時は、寝袋と布団を組み合わせると最強です。
温かく快適な睡眠をとることができました。

アウトドア用品は高価ですが性能が高く、防災グッズとして最強です。
ランタン
停電になると照明が使えないので夜の生活がとても不便です。
夕食は明るいうちに済ませることが重要ですし、早めの就寝も余儀なくされます。
我が家には父の灯油式のランタンがあり、とても重宝しました。(父、大活躍)
父にアウトドアの趣味はありませんが、日曜大工が好きなので、小屋での作業時に使っていたようです。
今はLEDバッテリー式のランタンもあるので、一台あると便利かと思います。
懐中電灯を常備する家庭は多いと思いますが、照明も準備しておくべきです。

キャンプが趣味なら持ってる方が多いと思います。
アウトドアが趣味なら、防災対策も兼ねることが可能です。
ラジオ
停電時の情報収集源として「ラジオ」が活躍しました。
スマートフォンはバッテリー消費が早いためできるだけ温存していました。
ポータブルラジオは情報収集の他、娯楽としても役に立ちます。
地元ラジオ局(IBCラジオ)の聴きなれたアナウンサーの声が、心の癒しだったのを覚えています。
災害時は不安で心が滅入るものです。
娯楽も必要です。
ポータブルラジオは災害時の情報源・娯楽として有効です。
電池の常備も忘れずに。
クッカー
オール電化の家は台所で料理ができません。
我が家は古いためガス式のコンロで問題なかったですが、最新式の家の方は困ったと聞きます。
カセット式のガスコンロや、アウトドア用のクッカーがあると便利です。
冬の被災時は温かい食事が欲しくなります。
カセット式ガスコンロは、鍋料理でも使えるので、家族持ちの方におすすめです。
アウトドア用のクッカーはコンパクトに収納できるので、一人暮らしの方におすすめです。

アウトドアクッカーは登山時に頂上でカップラーメンを食べるときに重宝しますよ。(←全然関係ない話ですみません。)
被災経験して思うこと

災害は突然やってきます。
実際に経験するまでは、どこか遠い世界の話だと思っていました。
いざ経験すると、「自分も社会も信じられないくらいモロい」と気づきます。
たった一つ、何かが止まるだけで連鎖的に大きな影響がでます。
便利すぎる社会ほど壊れるときはあっという間だと認識しておくべきです。
我が家では父が防災用に役立つアイテムをたくさん持っていました。
最近キャンプブームですが、アウトドア用品は防災グッズとして相性がよいです。
ご家族でキャンプを通じて防災について考えてみてはいかがでしょうか?
楽しみながら学ぶことで身につきやすいと思います。
備えあれば憂いなしです。

現代の便利すぎる社会になれてしまうと、自然の怖さを忘れてしまう時があります。千葉のニュースを見て再認識しました。
まとめ
本日は「停電時の防災対策」について書きました。
明日は我が身です。
私達が生活する社会は、ひとつのきっかけで崩壊する可能性を秘めています。
自然の怖さを忘れず、有事に備えることが大切です。
- アウトドア用品は防災グッズとしても有効

ここ最近災害が多いように感じます。
防災意識を常日頃から心がけたいと思います。
良かったら次回更新も見てください。
どんと晴れ♪