こんにちわ。盛岡在住ブロガーのけんくん(@kenkun_blog)です。
昨日(2019年9月28日)、岩手県花巻市で開催された「INAKAFES CAMP 2019」に初参加しました。
先週の「いしがきミュージックフェスティバル」に引き続きの地元岩手県のフェスです。
2日間開催のフェスですが、初日のみ参加しました。(仕事の都合で2日目は行けず…涙)
初めてのフェスに参加する場合は、どんな雰囲気なのか気になる方もいると思います。
本日はフェス好きの視点から感想レポートを書きます。
来年以降、参加される方向けの参考になればと思います。
ぜひご覧ください。
INAKAFES CAMPとは?

イナカフェスとは
先人たちが生業としてきた様々な営み。
その中にはいつも音楽の存在がありました。私たちの先祖は、人力で土地を開発し、野を耕し、作物を育て、生きました。
時に互いの力を鼓舞するために歌を歌い、その作業の安全や成功を祈りながら音を奏でました。そして人々は、作業の成功や農作物の実りをたたえて、再び歌を歌い、
音を奏で、互いを労い喜びを分かち合いました。音楽は、田舎に住み生業を携えて生きる人々の力、喜びが形になり、
その土地に伝統芸能として根付きました。
それが日本の、日本人の音楽のルーツだと考えます。このフェスには、それを現代に生きる私たちで再現できないか、という思いが原点にあります。
当日、数あるワークショップを先人たちの生業に見立て、日が落ちた頃、
集まった私たちで輪をつくりながら、音楽とともに成功や喜びを分かち合いたい、
音楽を楽しみたいと考えます。先人たちがたどった音楽の楽しみ方のルーツを私たちで再現し、田舎暮らしをより楽しむためのフェス。
それがINAKAFES CAMPです。
INAKAFES”CAMP”実行委員会
2019年で4回目の開催になります。
田舎ぐらしを楽しむきっかけ作りが目的で親子で楽しめるフェスです。
当日は子供連れの家族も多く来場しており、ほのぼのした空気を感じました。
ゆったり過ごせるように、会場の広さを考慮してチケットは限定数の発売。
アクセサリー作りのワークショップ体験や、美味しいご飯を食べたり、家族でピクニックに来たような感覚で楽しめるフェスです。

Rockフェスのような激しさとは対極なフェスです。
まったり、のんびり・・・これはこれでいいね。
開催場所
会場は岩手県花巻市の「宮沢賢治童話村」です。
宮沢賢治の童話の世界感を再現したテーマパークで、山の中の自然あふれる場所に存在しています。
場所は「〒025-0014 岩手県花巻市高松第26地割19」です。



会場へのアクセスは以下のとおり
- 新幹線「新花巻駅」、JR釜石線「新花巻駅」より車で3分、東北本線「花巻駅」より車で15分
- 花巻インターチェンジより車で20分、花巻南インターチェンジより車で20分、花巻空港インターチェンジより車で10分
- いわて花巻空港より車で15分
- 路線バス:岩手県交通の土沢線(宮沢賢治記念館口)http://www.iwatekenkotsu.co.jp/hanamaki_tiku.html
※ 2019年はシャトルバスの運行はありませんでした。
開催日時
開催日は2019年9月28日(土)~29日(日)の2日間です。
開催時間は10:00~19:00です。
この時期の岩手は気温も低くなりがちのため、終演時刻も早めに設定されてるそうです。
チケット
2019年のチケット価格は以下のとおりです。
前売り券
入場各日1日券 | ¥4,500(税込) |
入場2日通し券 | ¥8,000(税込) |
駐 車 券 | ¥1,000(税込) |
キャンプサイト券 | ¥3,000(税込) |
当日券
入場各日1日券 | ¥5,000(税込) |
入場2日通し券 | ¥9,000(税込) |
駐 車 券 | ¥2,000(税込) |
キャンプサイト券 | ¥3,000(税込) |
注意事項
- 保護者同伴に限り、中学生以下のお子様入場無料。
- キャンプサイト券は各日1日のみの入場でも購入可能。
- キャンプサイト券1枚につき、最大で大人2人+子供3~4人の入場可能。(1家族分)
- 駐車券ご利用の方は、当日朝9時から終演1時間後を目安とした利用となる。ただし2日間のご購入・ご利用の方はこの限りではない。
- 自転車、バイクの方は無料の駐輪場があります。

駐車場含みで1日あたり5,000円代で楽しむことができます。
プロの音楽を聴けてこの値段なら安いと思います。
出演アーティスト(2019)

ステージは1つのみです。
小学校の校庭ほどのスペースで、地元、ゲスト招待アーティストが次々と音楽を奏でます。
ジャンルとしてはアコースティックなアーティストさん中心の印象です。
ギター1本、キーボード1つで曲をしっとり聞かせてくれる歌手の方が多かったです。

心に優しい歌が多かった。感動する場面も・・・
2019年9月28日(Day1)
- BIG-RE-MAN
- 佐々木龍大と井戸の月
- tio
- チャラン・ポ・ランタン
- 日食なつこ
- Ann Sally
- 尾崎裕哉
私が参加したのはDay1です。
地元花巻出身の「BIG-RE-MAN」、「日食なつこ」さんがステージを盛り上げました。
2019年9月28日(Day2)
- KAKATO(環ROY×鎮座DOPENESS)
- RAMMELLS
- bonobos
- 石崎ひゅーい
- 村松徳一
- Lucky Kilimanjaro
郷土芸能
- 花巻郷土芸能(春日流八幡鹿踊)
- 遠野郷土芸能(細越獅子踊保存会)

出店情報
2019年の出店情報は以下のとおりです。
WorkShop
mosiqua (モシカ) | レザー小物のワークショップ。 ブレスレットやキーホルダーなど。 イナカフェスの焼き印を入れることができる。 |
Les Racines (ラ・レシ-ヌ) | 天然石かけらbracelet。 メタリックビーズにお好きな天然石を選んで頂きオリジナルのブレスレットに。 パーツはひとつから好きな数をつけて作成可能。 |
OTOMO LUMBER | 花巻の小友木材店のワークショップ。 木材を使ってテーブルやイスを作る。 |
YOSHIDA LIFE | フラッグワークショップ 。 |
廃材クラフト | 余った木材を使って自由に何かを作る、親子で楽しめるワークショップ。 |
Activity
スラックライン | 綱渡りとトランポリンを合わせたようなスポーツ/遊び。大人も子供も楽しめる。 |
Food,Drink&Goods


出店情報
立呑所 SUNSET(紫波町) | フォー(冷、温) 冷たいパクチー素麺 タコス3種 |
Greedy pig(盛岡市) | 唐揚げ 削りいちご |
Balmy Days(一関市) | ハンバーガー スムージー/かき氷 ポップコーン |
FOOD TRUCK TOOL(奥州市) | ハンバーガー フライドポテト |
自家焙煎コーヒーThe Roast(花巻市) | コーヒー(Hot/Ice) クラフトコーラ 自家製レモネード |
Legame dall’ orto(花巻市) | ソーセージ ソフトドリンク ビアカクテル |
Bakery maru。(遠野市) | パン/お菓子 |
カレーだ J(花巻市) | カレー |
Joe’s Lounge(花巻市) | ケバブ |
カーゴカルト(遠野市) | コーヒー/ビール かき氷/味噌汁 |
bene posto(盛岡市) | アパレル アウトドアウェア 雑貨 |
ROCKY STANCE(青森県六ケ所村) | ごぼうメンチカツ 牛コロッケ |
YOSHIDA LIFE(盛岡市) | 雑貨/アクセサリー オリジナルグッズ フラッグワークショップ |
realneco records(盛岡市) | オリジナルデザインのアパレル フェルトを使った雑貨 MIX CD等 |
フェス参加してみての感想

フェス好きの私が感じたことを書いてみます。
アーティストとの距離感が近い

まずびっくりしたのが、アーティストとの距離が近い、近すぎることです。
掲載写真のようにステージの一部まで接近して見ることできます。
ここまで近いとアーティストさんが歌いづらいんじゃないかと思うほどに・・・
人気アーティスト出演時はファンが最前列に座ってかぶりつきで見ていました。
余裕のあるタイムテーブル

アーティスト1組あたりのLive時間は、他フェストと同様に30~40分程度です。
ステージが1つのため、合間の休憩時間が30~60分程度とたっぷりあります。
食事、アーティストグッズの買い物、ワークショップ体験など、音楽以外も楽しむことができます。
フードコーナーは地元の飲食店が多数出店しており、500円程度の食事・飲み物が販売されています。
どれも美味しかったので、ついつい食べ過ぎてしまいました・・・。

余裕のある空間

広い芝生上にステージ、お店が並んでおり、好きな場所に敷物やイスを置いて観覧できます。
参加する場合はアウトドア用のイス・テーブルや、敷物の持参をおすすめします。
私はイスとテーブルを持参しました。
のんびりイスに座って、飲み食いしながら音楽を聴きました。
来場者も限定数のため、ギチギチに混みあうようなことがなく、ピクニック感覚で楽しむことができました。
いい音楽と自然あふれる空間はとても贅沢でした。

フェスは時間の流れを早く感じるものですが、INAKAFES CAMPはすごくゆっくりに感じました。おもしろいのに楽しい・・・不思議な感覚。
アーティストが面白い
司会進行は地元のラッパーユニットの「BIG-RE-MAN」のMC3人が務めていました。
ステージの合間に登場しおもしろトークを繰り広げていました。
深夜番組のバラエティを見てるかのようなバカバカしさが楽しかったです。
1日目のトリを務めていましたが、Liveパフォーマンスも熱く一撃でファンになりました。

段ボール製のサイヤ人の戦闘服をAmazonで購入し、Liveパフォーマンスしていました。途中で謎の外人(ナッパ)が登場し、爆笑しました。
他の出演アーティストも多彩で、姉妹ユニットの「チャラン・ポ・ランタン」はステージを飛び出して、オーディエンスと一体になって楽しみました。
はじめてLiveを見ましたが、姉の小春さんがアコーディオンを演奏し、妹のももさんがボーカル担当です。
アコーディオンの楽曲がレトロ感があり、ボーカルの声はのびやかで力強く、不思議な世界観です。
観客の巻き込み方がうまく、サーカスのようで、いつのまにか「チャラン・ポ・ランタン」の世界にみんな引き込まれていました。
途中で写真撮影OKの許可が出たので、様子を撮影してみました。(Liveでは珍しいことです。)


フェスは知らないアーティストを知るきっかけになります。
しばらく私の音楽のプレイリストはINAKAFES CAMPで知ったアーティストが占有しそうです。
自分の興味ある分野でなくても、足を踏み入れたら、楽しいことが待ってるかもしれません。
夜寒い
東北の秋は寒いです。
日中こそは20℃以上になりますが、夕方以降はどんどん冷えてきます。
山の上にある会場ということもありますが、防寒対策は必須です。
日中は汗をかくような暑い時間帯もありましたが、15時過ぎあたりから気温が下がり始めました。
ブランケットや長袖等の防寒アイテムは必須と感じました。
フードコーナーではホットコーヒーや豚汁などの温かい食事が売れ行き好調に見えました。
雨対策も含めて、ゴアテックス素材のアウターがあれば最高です。(←よくあるフェスファッション)
まとめ
本日は「INAKAFES CAMP 2019」の参加レポートでした。
名前のとおり小規模な田舎フェスです。
ビックフェスは有名アーティストが多数出演し、ステージも多数で目まぐるしい勢いで時間が過ぎていきます。
ご飯を食べる暇もなくライブを聴き続けることも多いです。
それらと比較すると、非常にゆったりとしていて、子供が元気に走り回るほのぼの感があります。
地元の方が丁寧に作った楽しいフェスでした。
来年も開催されると思いますので、興味のある方はぜひご参加ください。

この記事を読んで1人でも多く来年参加してくれたら嬉しいです。
良かったら次回更新も見てください。
どんと晴れ♪