こんにちわ。盛岡在住ブロガーのけんくん(@kenkun_blog)です。

みなさんは5万円あったら何しますか? 私は温泉旅行に行きます!
5万円あればいろんなことができます。一般庶民にとっては大金ですよね。
消費税が10%、老後2,000万不足問題…、家計のためにもできるだけ節約したいですよね。
本日はスマホの契約をMVNO(docomo→Biglobe)にしたら年間5万円得した話です。
自分の経験談のため、誰かの役に立てばと思い、記事にしたいと思います。
毎月のスマホ代が高額な方はぜひご一読ください。
MVNO
MVNOは「Mobile Virtual Network Operator」の略称で日本語では「仮想移動体通信事業者」といいます。
NTTドコモなどの携帯電話会社から通信回線を借り受け、通信サービス料金の安い「格安SIM」を提供する事業者のことです。 (携帯電話のインフラ回線を提供する事業者)

2001年に日本で初めてのMVNOが登場して以来、今ではさまざまなMVNOが通信サービスを提供しています。TVCMでおなじみの「Y!mobile」「楽天モバイル」などが有名です。
MVNOを利用する最大のメリットは料金の安さです。
MVNOは3大キャリアから回線設備を借りて事業展開するため、基地局の設備投資が不要です。
またユーザーとの契約方法もネット中心で、携帯ショップによる窓口がない事業者もあります。(←Y!mobileなど一部業者は店舗を持ちます。)
このようにコスト削減することで安い料金でサービス提供が可能です。

3大キャリア(docomo、au、softbank)の月額通信費用の半分以下に抑えることができると思います。 すごくないですか?
MVNOデメリット

料金が安くなるのは分かったけど、気になるのはデメリットですよね。
何か裏があるんじゃないかと疑ってしまいます…。
MVNOにするデメリットは以下のとおりです。
- 回線品質が3大キャリアに劣る
- キャリアメールが使えない
- 携帯ショップでの窓口サポートがない
- 利用可能な端末が限定される
- 端末購入サポートがない
それぞれを詳しく解説します。(経験談も記載します)
回線品質が3大キャリアに劣る
MVNOは3大キャリア(docomo、au、softbank)の通信回線を借り受けてサービス提供する都合上、通信回線の品質は本家に劣ります。(←当然といえば当然)
回線品質を具体的にいうと「スピード」です。
MVNO業者が借りた回線のキャパシティにも限界があるので、契約者数が多くなるほど混みあって遅くなります。また、お昼や夕方などの回線が混みあう時間帯も同様です。
回線品質とコストは比例します。常時快適なスピードで利用したい場合は、3大キャリアと契約するべきです。
気になるのは実際のスピードだと思います。
過去にIIJmio、BIGLOBEと2つのMVNO契約を結びましたが、通常のインターネット検索、Youtube、SNSは何ら問題なく使えました。
アプリのダウンロード等は容量が大きいデータを扱うため遅いです。こちらに関しては自宅のWifi環境を利用しています。(←これは3大キャリアでも同様です)

回線品質はあまり気にするレべルではないと思います。
キャリアメールが使えない
MVNOはキャリアメールの提供がありません。
例えばdocomoであれば「〇〇〇@docomo.ne.jp」がキャリアメールアドレスになります。
当然ですがdocomoユーザーが携帯電話番号ポータビリティ(MNP)を使用してMVNOに変更した場合 、キャリアメールを引き継ぐことはできません。
スマホでメールを使用する場合はGoogleのGmailなどフリーメールを活用しましょう。

昔と違って「LINE」でメールが可能になったのでキャリアメールがなくても問題ないと思います。
携帯ショップでの窓口サポートがない
3大キャリア(docomo、au、softbank)の場合、携帯ショップを全国に展開しており、窓口でスタッフさんから手厚いサービスを受けることができます。(←機械に弱い方には有難いサービス)
MVNOは携帯ショップ展開が基本的にありません。(一部店舗を持つMVNOもある)
ユーザーとの契約はインターネット経由で行い、対人販売がありません。サポートも電話、メールで行います。基本的に自分で判断して対応する必要があるため少しだけハードルが高いです。
また、ネット経由で契約切替を行う都合上、即日切替可能ができない場合もあります。
仕事で携帯電話を使用する方は、使えない期間があると困るので、事前に要確認点ください。
(最近では即日切替可能なMVNOキャリアが増えてるので問題ないと思います。)
いずれにせよ、WEBサイトの説明をしっかり読み契約する必要があります。
契約に関する不明点は事前の問い合わせをおすすめします。

契約完了後は、SIMカードが自宅に届き、付属のマニュアルで携帯の初期設定を行います。(数分で終わる簡単な設定です。)
利用可能な端末が限定される
MVNOで使用可能な端末(携帯電話)には各社指定があります。
契約前に自分が使用する端末の対応有無を事前に確認する必要があります。
理由として「OS(iOS、Android)バージョンの違いによる動作保証」と「SIMロック」が関係します。
スマーフォンはOSと呼ばれるソフトウェアをベースとして動いています。AppleのiPhoneならiOS、SamsungのGalaxyならAndroidを使用しています。
これらは毎年バージョンアップを繰り返しており、古すぎる、もしくは新しすぎるバージョンのOSは動作保証外の可能性があります。(←最近、新しい機種への対応は早くなっている)

iPhone11を発売直後に購入しましたが即日使えました。新機種対応の心配は少ないと思います。
SIMロックは携帯電話をご利用の方であれば一度は耳にしたことがあるかもしれません。
例えばdocmoの携帯電話を使用する場合は、docomo回線でしか使えないようにSIMロックがかけられています。(au、softbankも同様)
このような端末をMVNOで利用する場合は、2つ方法があります。
- 端末と回線を合わせる(docomo携帯ならdocomo回線を使用するMVNOを利用する)
- SIMロックを解除する
MVNOは通信回線を借りてサービス提供するため、docomo、au、softbank回線のいずれかを利用しています。SIMロックがかけられている場合、上記回線と仕様を合わせることで接続可能です。
またSIMロック端末は、購入キャリアにてロック解除が可能です。
SIMロックフリー端末であれば、回線に依存せず使用可能です。(SIMロック解除の手続きはキャリアにより条件が異なります)

私はiPhoneをApple Storeから直接購入したので、最初からSIMフリー端末を利用していたため、SIMロック問題はありませんでした。
端末購入サポートがない
前述のとおりMVNOでは最新機種の使用も可能です。
最新機種は高額なものが多いですが、3大キャリア(docomo、au、softbank)で端末購入にする場合は、キャンペーン等で実質負担が少なく購入できます。
一方、MVNOではそのような制度がなく、そもそも最新機種の取り扱いがそもそもありません。
端末代は全額自己負担での購入が基本です。
今年から総務省の指示で端末代の大幅割引きは禁止のようですが、それでも多少の割引きがある方が好ましいです。
MVNOにする場合は、月額基本料金+端末代まで合わせて試算することをおすすめします。
既に端末を所持してる場合は不要です。

MVNOでは格安端末の販売があります。iPhoneの旧機種も販売されており、こだわりなければコストを安く抑えることができます。
代表的なMVNOの紹介
MVNOは数多く存在します。以下に代表的な事業者をいくつか紹介します。
※通話SIMの費用はプラン最小構成時の代表例です。
会社名 | 通話SIM | 使える回線 | 備考 |
OCNモバイルONE | 1,600円/月 110MB/日 | docomo | 人気音楽ストリーミングサービスがカウントフリー |
LINE MOBILE | 1,200円/月 1GB/月 | docomo au softbank | LINEとSNSのデータフリー |
IIJmio | 1,600円/月 3GB/月 | docomo au | 家族シェアサービスが充実 |
BIGLOBE | 1,600円/月 3GB/月 | docomo au | エンタメフリーオプションでYoutube見放題 |
RAKUTEN MOBILE | 1,480円/月 2GB/月 | docomo au | 楽天ポイントがたまる |
MINEO | 1,510円/月 3GB/月 | docomo au softbank | トリプルキャリア対応 |
費用の安さはもちろんですが、それぞれに特色があります。
MVNO選びのポイントは、自分のライフスタイルに合う契約プランの有無です。
例えば、
- TwitterやInstagramを頻繁に使う方であれば、SNSデータフリーの「LINE MOBILE」
- Youtube、Apple Musicを頻繁に利用するならエンタメフリーの「BIGLOBE」
- 楽天市場ユーザーであればポイントで支払いもできる「RAKUTEN MOBILE」
などがおすすめです。
よく使うサービスがデータ容量フリーなら、他通信料次第ではデータ容量の少ないプランの契約が可能です。(=月額料金を安く抑えられる)
また各社、キャンペーンを定期的に開催してるので、それらを利用すると更にお得になります。

私はエンタメフリーオプションがあるBIGLOBEを選択しました。
よく使うYoutube、Apple Musicがフリーで使い放題で最高です。
BIGLOBE MOBILE
ここで私が利用する「BIGLOBE MOBILE」の紹介をします。
回線はdocomo回線、au回線の2つから選択可能です。
音声通話SIMの月額料金は以下のとおりです。(docomo、au回線で料金共通)
プラン(データ容量) | 月額料金 |
3GB | 1,600円 |
6GB | 2,150円 |
12GB | 3,400円 |
20GB | 5,200円 |
30GB | 7,450円 |
※当月データ容量の余った分は翌月に繰り越し可能
通話料金は通常「30秒9円」ですが、「BIGLOBEでんわ」アプリを使用することで「かけ放題オプション」の利用も可能です。
かけ放題 | 10分かけ放題 | 830円 |
3分かけ放題 | 600円 | |
通話パック | 90分通話可能 | 830円 |
60分通話可能 | 600円 |
※上記は国内通話限定
さらにBIGLOBEの一番の特長としては「エンタメフリー」オプションがあります。
Youtube、Apple Music、Spotify等のエンターテイメントサービスを使い放題にするオプションです。
音声通話SIM契約の場合は月額480円で契約可能です。
使い放題となるエンタメサービスは以下のとおりです。
動画配信 (動画視聴のみ) | ・ YouTube ・ AbemaTV ・ U-NEXT ・ YouTube Kids |
音楽・ラジオ配信 (音楽再生/ラジオ聴取のみ) | ・Google Play Music ・ YouTube Music ・ Apple Music ・ Spotify ・ AWA ・ Amazon Music ・ LINE MUSIC ・ radiko ・ らじる★らじる ・ dヒッツ ・ RecMusic |
電子書籍配信 (閲覧・ダウンロードのみ) | ・ dマガジン ・ dブック |
その他のアプリ | ・ Facebook Messenger |

対象サービスをいくら使用しても、契約プランのデータ容量を消費することはありません。
BIGLOBEを1年以上使用してみましたが、回線速度に不満もなく、非常に満足しています。
スポーツジムでトレーニングしながらApple Musicを聴いたり、ランニングマシーンでYoutubeを視聴したり、jジムライフがとても快適です。
また会社の昼休みにU-NEXTやAbemaTVを見て楽しむこともできます。
データ容量を使い切ると回線速度は200kbpsに制限されてしまうため注意が必要ですが、どんなに使ってもそれ以上料金はかかりませんので、安心して利用できています。
年間5万円得した話
ここで本記事のテーマである「年間5万円得した話」のからくりを説明します。(←もう分かってるかもしれないけど・・・)
私は以前、docomoと契約をして月額7,000円程度で利用していました。(年間:84,000円)
※ここには端末機種料金は含まれていません。
ここからMVNOで「BIGLOBE MOBILE」と以下のプランで契約しました。
プラン3GB | 1,600円/月 |
エンタメフリー | 480円/月 |
合計 | 2,080円 |
最小データ容量プラン(3GB)にエンタメフリーオプションを付けた契約です。上記に通話料(使った分だけ)、ユニバーサル利用料が加わり、月額2,500円程度です。(年間:3,000円)
MVNOに変更したことで浮いた金額は54,000円になります。(←安い携帯が買える金額)
MVNOで月額料金を安く抑えるポイントは、いかにデータ容量を低く抑えるかです。
大容量データ(アプリ・高画質な写真・動画)をダウンロードしたり、高スピードな通信を行いたい場合は、回線品質の高い3大キャリアをおすすめします。
私の利用ケースは
- 自宅にWifi環境がある(外出先でのみ回線利用)
- 職場にインターネット環境がある(スマホの利用率が低い)
- よく使うサービスはYoutube、Apple Musci(オプションで使い放題)
上記使用環境のため、最小プランの3GBでもデータ容量が余るくらいでした。(翌月に繰り越し)
Wifi環境を利用することでデータ使用料を節約することも大事です。

最近ブログをはじめたことでSNSの利用頻度が高まり、データ容量不足気味になってきました。プラン変更、キャリア見直しが必要かも…。
補足事項として端末代金の問題があります。
既にスマートフォンをお持ちの方で残債がなければ、以下は読み飛ばしていただいて結構です。
上記月額料金には端末代金が含まれていません。私の場合は当時docomoで2年iPhoneを使用し、残債が無くなった時点でMVNOでMNPによる切り替えを行いました。(←端末代の考慮が不要だった)
これから端末も含めて新規でMVNO契約する場合は端末代金が上記に加算されます。
機種にこだわりがない場合は、MVNO事業者が販売する低価格な機種を購入することで、安く抑えることができます。(例:BIGLOBE販売の端末一覧)
もしiPhone等の最新機種を利用したい場合は、3大キャリアの端末代サポートキャンペーンにより安く買える可能性があります。その場合、端末代も含めて月額料金を比較検討してください。

iPhoneの場合、Apple公式販売サイトで24回分割金利無料キャンペーンを定期的に行っています。分割料金を通信費に加算して月額料金で比較すると分かりやすいです。
MVNOの契約手順
私の考えるMVNO契約までの手順を書いてみます。
- 月に必要なデータ容量試算
- 使用頻度の高い機能の分析(通話重視?ネット重視?)
- MVNO業者の選定(1,2をもとに)
- 使用する端末のキャリア対応状況確認
- 契約方法の確認(即日開通OK?)
- 解約方法の確認(縛りがある?)
- キャンペーンの確認
- 不明点をメーカーに問い合わせ
- 現行契約中のキャリアと同条件で比較
インターネットのまとめサイトなども活用し、自分のライフスタイルに合ったMVNOを探してみましょう。

最近楽天モバイルが気になります。
まとめ
本日は「MVNOで年間5万円得した話」の紹介でした。
情報を知ると知らないで、得する場合、損する場合があります。
携帯電話の料金は総務省の働きかけで引き下げ傾向にありますが、まだまだ高いと思います。
今後5Gが登場し、よりハイスピードの通信環境が整い始めると思います。その場合は3大キャリアを利用することでいち早く対応できると思います。
しかし、最先端の技術を利用すると料金も高くなります。今のスピードで必要十分という方は、MVNOでスマホ料金の節約をおすすめします。浮いたお金を有効活用しましょう。
MVNOおすすめです。
良かったら次回更新も見てください。
どんと晴れ♪
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