こんにちわ。盛岡在住ブロガーのけんくん(@kenkun_blog)です。
前回記事に引き続き、テーマは「オーダースーツ」です。
本日はオーダーの【受取編】です。オーダーしたスーツの完成品を受け取ります。
ただ受け取るだけではいけません。
オーダー歴10年以上の私が、オーダースーツ受け取り時に注意すべきポイントをまとめて解説します。
当記事は5分くらいで読めますし、オーダースーツへのハードルが下がります。
まずはご一読を!

【オーダースーツ】当日の持ち物

【当日編】では普段着てるスーツの持参を推奨しました。
受け取り時は以下の2点の持参をおすすめします。
- スーツに合わせるワイシャツ
- スーツに合わせる革靴
オーダースーツは体のサイズを採寸して購入するため、基本的にサイズは合います。
ただし、サイズが合っても、それがカッコいいかは別の話です。
不満点がある場合は、その場でお直し(※)の依頼をします。
※納期が延びます
仕立てたスーツに実際に合わせるアイテム(シャツ、靴)を持参すると、より使用イメージが湧きます。

1着目のスーツを作った時、即お直しをした記憶があります。
イメージどおりにいかず納得できませんでした…。(苦笑)
【オーダースーツ】受け取り・試着

お店に行き、オーダースーツを受け取ります。
ここで必ずやるべきことは「試着(フィッティング)」です。
もし、違和感や不都合がある場合は、その場で店員さんに相談します。
仕立てたスーツのキャンセルはできませんが、ある程度までならお直しによる修正が可能です。
ワイシャツや革靴を持参してる場合は、実際にスーツと合わせて着用し、鏡の前で確認します。
ジャケットの袖口確認
ジャケットの袖口から見えるワイシャツの袖丈の長さを確認します。
下記写真のように、ワイシャツの袖がバランスよく見えてるとカッコいいです。

パンツの裾丈確認
パンツの裾丈と靴とのバランスを確認します。
靴に対して裾丈が長すぎないか、短すぎないか確認します。


一番最初に仕立てたスーツパンツは、細く作りすぎて片足のふくらはぎにパンツが引っ掛かりました。
「受取→即お直し」の流れになりました。

【オーダースーツ】 アフターケア方法

仕立てよいスーツはアフターケアをしっかり行うことで長持ちします。
一般的ケア方法としては
- スーツを休ませる
- ブラッシング
- クリーニング
スーツを休ませる
ビジネス等で毎日スーツを着用する方は、毎日同じスーツを着るのは厳禁です。毎日同じものを着ると、生地の傷みが早いです。
1回着たら2日は休ませます。
1週間(5日)スーツを着るとしたら、最低でも3着のスーツをローテーションして着ます。
ブラッシング
スーツの日々のケアとして着用後はブラッシングを行います。
繊維の上に付着した埃、汚れはブラッシングをかけることで、ある程度まで綺麗に落とすことができます。
ブラッシングは毛玉、虫食い防止にもつながります。
ブラシは馬毛、もしくは豚毛がおすすめです。
スーツ専用ブラシが販売されてるので、1本持っておくと便利です。
クリーニング
スーツの定期ケアとして「クリーニング」を行います。
おすすめは「手仕上げ」のクリーニング店です。
クリーニング費用は高いですが、丁寧に仕上げてくれます。
機械で大量仕上げするチェーン店はおすすめしません。
料金はリーズナブルですが、高圧プレスで仕上げられるため、生地の風合いが失われます。(ふわっとしたウール生地が、ベタっとつぶれてしまう)
スーツオーダー店の店員さんなら近隣のクリーニング店に詳しいはずなので、確認します。
クリーニングの頻度は出来るだけ少ない方がよいです。
スーツにとってクリーニングのしすぎは生地ヲ傷め、寿命を縮める原因になります。
日々のケアはブラッシングで十分です。
基本的に春夏、秋冬のシーズンの代わり目にクリーニングに出します。
ただし、夏場に汗をたっぷりかいたり、食べ物汚れが付いた場合は注意が必要です。虫食いの原因になるため、クリーニングの必要があります。
【オーダースーツ】2着目の検討(次につなげる)

前節でスーツのローテをおすすめしたとおり、2着目以降の検討をおすすめします。(ちょっと気の早い話かもしれませんが)
はじめてのオーダースーツでは、1着目から満足できる仕立てにならないケースが多いです。
一般的に2着、3着目でやっと満足できるスーツに仕上がります。
もし、2着目の購入を視野に入れてる場合は、デザイン・シルエット・生地などを1着目から変更してみるとよいです。

私のおすすめはジャケパンスタイルです。
スーツはジャケットよりもパンツが先に傷んできます。
上下同じ生地を使ったスーツの場合、パンツがダメになるとジャケットも必然的に使えなくなるケースがあるため、ジャケットとパンツを別生地とする「ジャケパンスタイル」をおすすめします。

異なる生地のパンツを複数持っておくことで、イメチェンも可能です。
※近年サラリーマンのスーツスタイルにもジャケパンが増えています。
まとめ
本日は「はじめてのオーダースーツ・受取編」でした。
今回で初めてのオーダースーツシリーズの準備編、当日編、受取編の3部作の終了です。
スーツを仕事着として割り切る方もいますが、 自分の体に合ったスーツを着ると満足感がとても高いです。
今回の3部作の記事で私がスーツづくりで得た知識と経験を書きました。ぜひご参考にして頂ければと思います。
次回は盛岡のオーダースーツ店で実際に購入したスーツをご紹介したいと思います。お楽しみに。
良かったら次回更新も見てください。
どんと晴れ♪
